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INTERVIEWスタッフインタビュー

品質管理

山本裕啄

Yutaku Yamamoto
2011年入社

「ありがとう」の言葉を大切に。
従業員一人ひとりの気配りが、品質を守る力となる。

「お客様」として関わっていたサヤシ工業。
ものづくりの奥深さに心惹かれ入社しました。

サヤシ工業は前職の取引先でした。当時は商社に勤めていたのですが、営業でサヤシ工業に訪問した際、ものづくりの現場を生で見てとても興味が湧きました。社長から「一緒にやってみないか」と声をかけていただいたことも相まって、入社。大阪工場で3年、タイ工場で3年のキャリアを経て、現在は広島工場で品質管理を担当しています。主な仕事は製品の定期検査と工場内のパトロールです。当社は自動車向けのプラスチック製品を製造しており、その点数は車種や年代ごと応じて何万点にも及びます。勤務先の広島工場だけでも、約30台の射出成形機が稼働しており、私は各製品のチェック要領とお客様からいただいた図面にのっとって、寸法や形が正しく仕上がっているかを測定し、合否判断を行っています。

重要部品を任せていただく、責任とやりがい。
信頼に応えるため、試行錯誤しながら完成まで走り抜けます。

品質管理を行うにあたって心がけているのは、お客様から寄せられる信頼を裏切らないということ。当社では車の基本性能を左右すると同時に、製造難易度が高い「重要保安部品」を任せてもらうことが多いのも信頼の表れ。期待をいただいている以上は良いものをしっかり提供していきたいと使命感を持って取り組んでいます。また、新製品の立ち上げから関わらせてもらうお客様とは、金型づくりから成型、最終チェックの段階まで何度も改善案を出しあいます。そうして無事に製品が完成したときには、大きなやりがいを実感できます。一方で、いざ完成した部品を車両に合わせてみると、うまく取りつけられらないことがあります。そのため、接合する素材との相性、現場で言う「相手物」にぴったりと合う製品づくりが何よりも大切。完成を目指して試行錯誤し、できあがったときの喜びを味わう。そこに至るまでの過程こそがものづくりの楽しいところだと感じますね。

当たり前のことを当たり前に。少しの変化も見逃さない。

品質管理に携わる者として、作業現場で働く従業員には基本的に「ありがとう」という言葉をかけることが多いです。それはなぜかというと、私に声をかけてくれるということは、なにか問題があったということですから、「気づいてくれてありがとう」と。自分一人の目が届く範囲は限られてきますので、やはり従業員の目配りは非常に大きな力になっています。当たり前のように思われるかもしれませんが、品質向上のためには、「整理」「整頓」「清掃」を忠実に行うことも大切です。常に環境を整理していれば、異常と変化点に気が付きやすくなります。異常を異常として認識できるか、変わった点に対してどのように管理を行うのか、そこさえ押さえれば品質はしっかりと保つことができるのです。

改善案を導き、従業員もお客様も喜べる環境へ。

お客様に良いものを届ける、その緊張感はものづくりならでは。メリハリのある仕事がしたいという方はきっと楽しめる環境です。私自身の今後の目標は、大阪、広島、タイの3拠点で製品の仕上がりレベルを均一に保つこと。特に海外拠点は文化の違いやその土地特有の考え方があるので、そのことを念頭に置いたコミュニケーションを徹底することで、良い製品をつくるための道標となっていきたいですね。

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